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フライパン「cocinero」24cmは、機能性とデザイン性を両立させた、ワイルドでスタイリッシュな鉄製フライパンが誕生!ご自宅のIHヒーターから、アウトドアのたき火までさまざまなシーンで使えます。
4.0mmの厚さにより、蓄熱性はもちろん抜群で料理を美味しく仕上げます。
テフロン加工ではなく、使えば使うほど油が馴染んで末永く使い続けられる、完成度の高いフライパンです。
※サイズ比較のためフライパンを素手で持っている写真がありますが、調理時は持ち手も熱くなりますので鍋つかみや皮手袋などを使用してください。
PRODUCT SPEC
外径 | Φ240mm |
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全長 | 490mm |
高さ | 42mm |
重量 | 1.7kg |
素材 | 鉄 |
納期 |
在庫有りの場合はご注文後3営業日以内に発送いたします。 在庫無しの場合は概ね40日以内に発送いたします。ご注文後、メールにて納期をご連絡させていただきます。納期について事前確認をご希望の方はCONTACTよりお問い合わせください。 |
備考 | ※一点一点手作りのため、寸法にはバラツキが生じます。 |
Point cocineroの特徴
何百年も前から基本的な作り方が変わらない鍛造錨(たんぞういかり)。
この鍛造錨を現代でも実際に作っている会社がcocineroを運営する株式会社三暁(さんぎょう)です。
私たちは、錨を作るための技術である自由鍛造(自由鍛造)と鍛接(鍛接)だけでなく、実は機械で金属を正確に削り出す切削(せっさく)加工も得意としています。
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自由鍛造 (じゆうたんぞう)
熱した金属を職人が手に持ってたたいて自由な形に成形する技術。
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鍛接 (たんせつ)
熱した2つの金属同士を合わせて叩いて接合する技術。
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切削 (せっさく)
プログラムで制御される機械を使用して金属を正確に削り出す技術。
これらの技術と、職人たちが長年の趣味や前職で育んだキャンプや料理といった能力を掛け合わせて出来上がったのがcocineroフライパンです。
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cocineroフライパンの特徴
ガスやIHコンロはもちろん、アウトドアにおいて焚火などで調理することも想定し、持ち手は少し長めに作られています。また皮手袋などを装着した状態で最もグリップし易くなるよう、先端から中心にかけて厚みが変化する形状と鍛造独特の風合いは自由鍛造により叩き出すことで実現出来たcocineroらしいデザインです。
また持ち手は全面をグラインダーで研磨して手で触っても滑らかな状態にしてあります。
グラインダーの番手(番号が大きいほど目が細かく、なめらかに仕上がる)にもこだわっています。
※調理時は持ち手も熱くなりますので鍋つかみや皮手袋などを使用してください
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正確にプレス造形されたパン部
武骨な持ち手とは対照的に、パン部は精密に削り出された金型でプレス成型されています。この部分の面がスムースであることは調理の際に重要であると考えます。
蓄熱性と重量軽減、相反する要素の共存
パン部底面は4.0mmの厚みを持ち、蓄熱性が高くなっています。食材を置いた時に表面温度が下がりにくいため、お肉を焼く時の焼き目や、水分が出やすい食材などの調理の際は仕上がりに差が出ます。
調理の際に蓄熱性は重要ですが、厚みがあると重くなってしまうデメリットもあります。そこで、側面だけを薄く削り、重量を落としました。
側面のみを薄く削ることで、24cmフライパンで約300g、28cmフライパンで約600gの重量削減に成功。それぞれ300g、600g減るだけでも“てこ”の原理により持った時に感じる重みはかなり軽減されていることを実感頂けるかと思います。
追求された機能美
切削加工のスムースな側面から元の鋼板の厚みまでは計算されたRで繋がります。この部分にはフチを残しており、強度的に意味を持ちます。またこのフチと底面に生成される正確なラインは、cocineroフライパンのデザイン的な特徴にもなっています。
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錆びにくくて、汚れにくい。
cocineroフライパンには、窒化処理と呼ばれる加工を施しています。「鉄製フライパンは錆びやすい」と思っている方も多いと思いますが、鉄に窒素を浸透させることで、表面の強度を強くし、錆びにくくする加工です。
また窒化前の表面にショットブラスト(小さい鉄の球を強い力で吹き付ける)加工をすることで表面に微細な凹凸を付けます。これにより、食材がフライパンの上ですべりやすくなり、また焦げ付きにくくなっています。
「伝統技術を日本に残したい」という想いでつくりあげたフライパンです。私たちが追求した理想のフライパンで、ぜひ美味しい料理をつくってみてください!
- このフライパンは金属を焼いて叩く鍛造技術を用いて作られております。このため、フライパンには持ち手部分を中心に独特の凹凸がございますが、これはこのフライパン独特の特徴でもありますので、風合いをお楽しみいただけますと幸いです。
- 1点1点手作業で作られておりますので、寸法には若干のばらつきがございます。
- デザイン・仕様が一部変更になる可能性があります。
Process 製造工程
cocineroのフライパンは、錨を作る鍛造技術や鍛接技術を始め、運営会社である株式会社三暁が保有する技術を余すところなくつぎ込んで作られています。ここではその製造工程をご紹介します。
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Process 1.持ち手の鍛造
丸い棒状の材料を寸法にカットし、1200°程度に熱した後で1つずつたたいて成形します。
この「焼いてたたく」工程を鍛造(たんぞう)」と言います。株式会社三暁では何百年も前から受け継がれた鍛造技術で船の錨を作っていますが、cocineroフライパンの持ち手はこれと同じ技術で作られています。
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Process 2.持ち手の穴あけ
プレス機に取り付けたポンチで下穴を開けた後、手作業でポンチを叩き入れ、穴を広げると共に側面を滑らかにします。
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Process 3.パン部の切り出し
こちらは最新のレーザー加工機により正確に切り出されます。
板の厚みは4.0mmと、鉄フライパンとしてはかなり厚めです。 -
Process 4.持ち手とパン部を鍛接する
成形した持ち手と、正確に切り出されたパン部の両方を熱して合わせて叩き、接合します。この技術は「鍛接(たんせつ)」と呼ばれ、ナイフや斧、ダマスカス鋼などを製造する時にも使われる技術です。鍛造錨を作る時にも欠かせない工程です。
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Process 5.鍛接後の鍛造
鍛接したフライパンを再度熱してエアハンマーで叩いて形を整えます。
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Process 6.プレス
50トンの力でプレスしてフライパンの形を作ります。
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Process 7.持ち手の成形
金型に沿うように叩き、持ち手を成形します。
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Process 8.「cocinero」刻印
ブランドロゴを刻印します。
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Process 9.側面旋盤加工
プログラム制御の機械で金属を精密に削る「切削(せっさく)加工」は、実は株式会社三暁が最も得意とする技術です。この技術を用いて、フライパンの側面のみを約2.2mmという厚みに削っていきます。この加工により、底面の4.0mmという厚みは確保したまま、重量を軽減しています。
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Process 10.ロットNo.刻印
cocineroのフライパンには1枚1枚、全てに異なるロット番号が割り付けられています。
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Process 11.熱処理
ショットブラスト後に窒化(ちっか)と呼ばれる熱処理を施します。鉄に窒素を浸透させることで、表面が硬くなり、また錆びにくくなります。